蓼科の今

さくら舞い散る季節

2016.04.17

皆様こんにちは^^

 

昨日のブログにもあるように、気温が高くなってきており、インナーや、フリースなどというものの出番がガックリと減っていた蓼科ですが・・・、

今日はしとしとと降る雨に包まれております。

気温は12℃・・・少し寒いですね^^;

何となく気分にあった今日のお天気・・・。

本日は蓼科の天気と同様、少ししっとりとしたお話にお付き合い下さいませm(_ _)m

 

皆様の携帯やPCのフォルダの中に「桜の写真」はありますか?

「ある!」というお答えが多いのではないでしょうか?

いや、むしろ「あたりまえ!」という言葉も普通に聞こえてきそうな気もしますね。

 

さくら

 

日本人が最も愛するといっても過言ではないこの花は、しかし、なぜこれ程までに好かれるのでしょう?

木材の観点から言えば、ねじ曲がりくせの悪い材木としては扱いにくい部類の木ですし、

病気や虫にも弱い・・・。

 

花がきれいだから?

そうですよね。でも、その花だって咲いてしまえば4日間程度がせいぜいの見頃・・・、

そこから先は散る一方・・・。

 

それでも、わたしたちは桜が好きです。

今日は、その理由を少しお喋りさせて下さいな^^

 

まず、桜の花が好まれる視覚的な理由をサラッとお話しましょう。

 

皆様は今年お花見行かれましたか?

視覚的な理由のひとつが、お花見の際見上げた景色にあります^^

思い出して下さい。

桜の花、見えましたよね?これって植物としては少し変わってませんか?

 

基本、花は受粉を行いやすいよう上向きに咲く種類が多いのですが・・・、

桜の花は咲いた際下向きに開くのです。(桜の種類にもよります^^

見上げた際、満開だと感じる事ができるという事実。

感性に訴えってくる華やいだ景色。

あれは、桜という花の粋な演出なのでございます♪

 

視覚的、物理的な効果は今お話したとおりです。

では、それだけでは説明しきれない部分。

感性に訴える・・・という側面で、今回のブログの核心にジワリ迫って参りましょう^^

 

 

古くは平安時代の昔から、桜は日本人の心と共にありました。

和歌、古文の中に「花」と出てきたら、それは桜の事を指す・・・なんて事、昔授業で習ったことを覚えている方もいらっしゃるかな?

 

例えば・・・

「花みれば そのいはれとはなけれども 心のうちぞ 苦しかりける」(西行)

「白雪の 降りしく時は み吉野の 山下風に 花ぞ散りける」 (紀貫之)

 

桜を歌った有名なものではこんなのも・・・

「世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」 (在原業平)

「散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき」 (返歌、詠み人知らず)

 

一方で、現代の桜を歌った歌も数多くありますよね。

森山直太郎の「さくら 独唱」、コブクロの「桜」、ケツケイシ、いきものがかり・・・

たくさんのアーチェストが「桜」をテーマにした楽曲をつくり、それらは世代を超えたヒット曲となっております。

 

こうして並べてみると、

平安の頃に遡った和歌や俳句でも、あるいは現代のヒット曲でも、実はその表現にある共通した感情が多く歌われている事に気が付きませんか?

 

それは、

花が咲いたという喜びよりも、散って行ってしまう桜への、

儚さ、寂しさ、切なさ・・・。

 

「いとおしい」という日本独特の表現。

「いと(とても)惜しい」とても残念だという意味と、

「愛おしい」愛らしい、かわいい、大切にしたいという反意語とも思える意味が混在する言葉。

 

この言葉こそが、日本人独特の感性を如実に物語る表現であり、

また、その感性に実は一番寄り添っているのが「さくら」という花の刹那的に咲いては散る、その姿そのものなのではないでしょうか・・・。

 

「開花宣言」なんていう「花が咲いたよ!」と知らせるだけのアナウンスがニュースになる程に、桜が咲くのを心待ちにしながら、しかし、その一方で散りゆく桜にこそ「いとおしさ」を感じる・・・。

刹那的な美意識。

高潔さ、潔さこそが日本人の心であり、

その象徴のような「花」が「さくら」なのかもしれないですね。

 

そんな事を、昨日の夜感じてきました♪

 

IMAG3987.jpg 

 

じゃん♪

 

仕事終わりに有志で集まり高島城でお花見でございます♪

 

いやー、ライトアップされている訳でもなく、蓼科ならではの寒暖差もあり・・・、

桜を愛でるには少々厳しい条件でございました^^;

 

IMAG3981.jpg

 

IMAG3982.jpg

IMAG3989.jpg 

 

も~寒いのなんのって・・・!(苦笑)

でも、昨日はどうしてもお花見を開催したかったのです。

2年越しで「お花見したいね」と言っていた仲間が、いよいよ異動で蓼科を離れます。

前回のブログでお話した「5人の友人」のうちのひとり。

彼には本当にお世話になったし、その一方で僕は全くと言っていい程、そのお返しができていなかった・・・と思います。

せめて実現できていなかった「お花見」くらい、精一杯の気持ちを込めて楽しみたい。

そんな気持ちに突き動かされての強行軍でございました^^;

 

寒くてつらいお花見でしたが(いや、ホントに・・・)、それでも、楽しい時間でしたね。

参加してくれた皆さんがどうだったかは怖くて聞けませんが・・・^^;

 

今日の蓼科は花散らしの雨。

昨夜、宵闇の中で艶やかな景色を見せてくれた高島城の桜も散ってしまうかな?

去ってしまう友と、散りゆく桜が重なり合って、少し「寂しさ」を感じる今日の日です。

 

いつもふざけ合いながら、一方で何かと気を遣って下さった矢島さん^^

改まると照れが出て、ちゃんと御挨拶できそうもないので、いつもの調子で見送ります。

でも、この場を借りて一言だけ。(その内本人がこっそり見てくれる事を期待しつつ)

本当に色々お世話になりました。

僕がここタウンセンターで居場所を見つけられたのは、

実は矢島さんの優しさと心遣いのおかげだったと、今更ながら感謝してます。

桜の花が来年もまた咲くように、矢島さんともまた何度でも遊べる事を心より願ってます。

(嫌がらないで遊んでね?^^

 

 

本日のブログは、新たなセクションへの配置に全くついていけず右往左往している兵藤でした。

(実は、ホントに花見してる場合じゃないくらいテンパってます!!!)



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