蓼科の今

特別天然記念物 ライチョウ

2016.12.05


こんにちは。本日のブログ担当の岩下です。今朝8時の気温は5℃、天候は曇りとなっております。12月とは思えない暖かさです。とはいえ、タウン内の道路脇には先月降った雪がまだ残っており、お山の天気は油断できません。

さて今回は、かつて八ヶ岳にも生息していたライチョウについてご紹介しましょう。


1.立山のライチョウ.JPG        ニホンライチョウ(以下ライチョウと略)はキジ目ライチョウ科ライチョウ属の日本固有の鳥で、通年を高山で過ごしています。現在生息が確認されているのは、新潟県の火打山周辺、北アルプス、御嶽山、南アルプスで、その数は1980年代には約3000羽と推定されていましたが、2000年頃には約1700羽まで減少しています。その要因として、他の動物によるライチョウや卵の捕食、生育環境の悪化が挙げられています。



2.大町のライチョウ.JPG        大町市にある大町山岳博物館では、ライチョウの生態研究のため1963年(昭和38年)から飼育を続けており、一時中断していましたが、今年12年振りに再開しました。乗鞍岳から採取した4個の卵から雛が孵り、その成長の様子はホームページで見ることができます。(現地では公開していません。)

大町山岳博物館Webページ

3.スバールバル雷鳥.JPG        同博物館では昨年(2015年)から、別亜種のスバールバルライチョウが飼育され、一般公開されています。その繁殖方法などの研究が、ニホンライチョウの保護に役立っているそうです。



4.ライチョウの里.JPG        現在生息域では、孵化直後のライチョウのケージ保護や、サルの追い払いなどの対策が試みられています。また動物園や大学では、繁殖・野生復帰の研究が行われています。
トキやコウノトリは野生絶滅してしまいましたが、ライチョウはまだ現地に生息しています。様々な保護活動によって、再び"ライチョウの里"がよみがえるといいですね。



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