蓼科の今

諏訪ゆかりの人々 細川宗英

2017.10.20

こんにちは。本日のブログ担当の岩下です。今朝8時の気温は9℃、天候は小雨となっております。台風の接近が心配ですね。

さて、いま松本市美術館では、彫刻家「細川宗英展 人間存在の美」(~11月26日まで)が開催されています。

細川宗英氏(1930-1994)(以下敬称略)は、1930年(昭和5年)、松本市に生まれました。小学2年のときに父の仕事のため諏訪市に転居し、諏訪清陵高校を卒業するまで過ごしました。1949年に東京藝術大学へ進学し、その後東京藝大での教授等を務め後進の育成に携わる傍ら、晩年まで彫刻家として多くの作品を残しました。
生涯のテーマとしていたものは、「人間存在の追求」でした。今回は、蓼科周辺で見られる細川宗英の作品をご紹介しましょう。



1.171003空へb.JPG       【空へ】

 諏訪湖畔公園には「空へ」という作品が展示されています。美ヶ原自然保護センター前でも、同様の作品が見られます。



2.1710031964L3 b.JPG      【作品1964 L3】

 諏訪市美術館には、常設展「細川宗英」コーナーがあります。現在は松本市美術館へ所蔵品を貸し出ししているため、普段展示されていない彫刻作品や、高校時代の自画像などを見ることができます。
美術館の脇に展示されている作品は、日本の装飾古墳から想を得た抽象彫刻で、見応えがあります。



3.171003いらかb.JPG      【いらか】

 諏訪市高島城公園内にも作品が展示されていました。



4.171003王と王妃b.JPG     【王と王妃】

 岡谷市釜口水門近くの岡谷湖畔公園にも、野外彫刻が展示されています。人間の内面を赤裸々にえぐり出す「王と王妃」シリーズの一つです。


松本市美術館の企画展開催中、細川宗英の作品を常設展示している松本市美術館、諏訪市美術館、美ヶ原高原美術館の3館で、相互割引を実施しています。各館の入館券の半券をご持参ください。
芸術の秋、人間存在の究極の姿を追い求めた細川作品を巡ってみてはいかがでしょうか。



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