蓼科の今

信州の正月の風景・・・八日堂縁日(上田市・信濃国分寺)

2018.01.12

お寒うございます。本日のタウンセンターは朝9時でマイナス9.8度、昼2時でかろうじて0.6度。タウンセンター前の道路は凍ってます。
寒中のタウンの風情もなかなか良いものです・・・が、ふわり雪の下には隠れた凍結(ブラック・アイスバーン)があり、車も人も「滑る!」。ゆっくり走行・歩行することが大事です・・・お気をつけて。

②センター前道路.jpgのサムネール画像

さて、休日に、信州の正月の旅に出かけた先は、上田市の信濃国分寺。1月7日~8日は八日堂縁日でした。

八日堂縁日でのお目当ては、「蘇民将来符(そみんしょうらいふ)」。
招福除災を祈る護符で、木製六角錐形の形と図柄がこけしみたいな民芸的な魅力があるお守りです。
「大福長者蘇民将来子孫人也」・・・と念仏のような呪文のような文字が書かれています。

1月8日。前から興味を持っていたので良い機会と、茅野から上田まで山越えのドライブに出かけたのでした。

③蘇民1.JPG

信濃国分寺は、奈良時代の創建。古くからその縁日にちなんで「八日堂」とも呼ばれているようです。
蘇民将来符は、縁日の7日午後から頒布されます。ただ「絵蘇民(えそみん)」と呼ばれる、信徒の「蘇民講(そみんこう)」の人びとによる絵入りのものは翌8日朝に頒布されるのです。
七福神などの絵が描かれた絵蘇民は、縁起物としてとても人気があり、毎年、朝早~くから絵蘇民を買い求める参拝者が列をなして待つとのことです。

精進して功徳の護符を求めるほど信仰心がない私は、少しだけ早めに出かけたのでした。(ただ朝が弱いだけだったりして・・・)

寺院からちょっと離れた小牧橋河川敷の無料駐車場に車を止めて・・・絵蘇民はもう売り切れてしまったかなぁ・・・と、参道に並ぶ露店の数々を眺めながらいそいそと足を運ぶのでした。
歩き進む向うからは、護符や縁起物の熊手や福だるまや焼きそばを手に持った参拝帰りの人々とすれ違います。そして境内につくと・・・

おっ、ある!絵蘇民だ。

④-1蘇民2.jpg   ④-2蘇民3.jpg

残り物には福がある・・・。
数は少なくなっていましたが、いくつかは選ぶことができそうです。蘇民講の家ごとに絵柄が違っています。またひとつひとつが手描きならではの違いがあるように見えました。
そして、大きい福には大きなお値段があり・・・それなりの福にもそれなりのお値段があり・・・そこは縁起物です。

欲は深くないので(・・・お財布と相談して・・・)絵蘇民ひとつと小さい蘇民将来符ひとつを買い求めました。絵蘇民は、七福神と干支の犬が描かれているものを選びました。(うん満足・・・。)

その後にちゃんと本堂にお参りをして、家内安全・無病息災を祈るのでした。
参道沿いには物売りや食べ物の立ち並ぶ露店。参拝者のなかにお堂の鐘の音とともに、良い香りがただよっているのでした。

⑤境内1.jpg

⑥-1だるま1.jpg  ⑥-2だるま2.jpg

境内の福だるま市では、目を墨を入れてもらえるようです。

⑦しょうぐうさん.jpg おぉ、仏門にもゆるキャラが・・・! 人気者になっているではないか。

帰路の大門街道では、しっかり雪に降られまして、道中スリップした車も見かけました。同じ峠越えの和田峠では大型車の立往生で渋滞になっていたようです。
雪道は怖くて苦手です・・・その臆病な運転が「安全運転」につながればいいさ、と思いながら、無事に帰り着いたのでした。

蘇民将来符に興味を持たれた方は こちらへどうぞ~上田市デジタルアーカイブ~

⑧蘇民玄関.jpgのサムネール画像

本日の担当は、招福除災を祈る護符を玄関に置いて 疫病退散!インフルエンザ対策にしている 田中でした。


 

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