蓼科の今

高遠石工(その2)伊那市高遠・長谷地区編

2018.10.23

こんにちは。本日のブログ担当の岩下です。今朝8時の気温は6℃、天候は曇りとなっております。

一斉水抜きはしらかば台・あかまつ台・こぶし台・あかしあ台地区が完了し、現在、つつじ台・からまつ台地区で作業中です。みずなら台地区での作業は早くても今月27日以降となりそうです。詳しい状況はタウンセンターまでお尋ねください。

前回、このブログで、諏訪地域に残る高遠石工の作品をご紹介しました。

 高遠石工(その1)諏訪地域編

江戸時代、高遠藩(現在の伊那市高遠地区)は山がちで耕地が狭く、一方で材料となる閃緑岩・安山岩が豊富だったため、多くの石工を輩出しました。
今回は、高遠・長谷地区に残る彼らの作品をご紹介しましょう。
冒頭の写真は、茅野市から高遠へ向かう杖突街道(国道152号)沿いの石塔群です。


1-1.180701建福寺b.JPG

1-2.180701建福寺聖観世音菩薩b.JPG
【建福寺 延命地蔵大菩薩・聖観世音菩薩】 伊那市高遠
建福寺には、高遠石工を代表する守屋貞治の作品が数多く残されています。
このお寺には、諏訪御料人(武田晴信(信玄)の側室で武田勝頼の母)のお墓もあります。


2.180701二十二夜様延命地蔵尊b.JPG

【二十二夜さま 延命地蔵尊】 伊那市高遠島畑
三峰川にかかる天女橋のたもとには、二十二夜さまを中心とした石仏・石塔群があり、守屋貞治作延命地蔵尊もまつられています。
二十二夜さまとは、毎年旧暦7月22日に、月を待って願掛けをする信仰だそうです。


3.180701常盤橋大聖不動明王b.JPG     【常盤橋 大聖不動明王】 伊那市高遠勝間
高遠湖と美和湖の間にかかる常盤橋のたもとには、水難防除等を願って建立された、大聖不動明王があります。守屋貞治の最高傑作とも言われています。


4.180701七面堂馬頭観音b.JPG      【七面堂 馬頭観音】 伊那市長谷非持山
七面堂の境内には、元禄時代からの数多くの馬頭観音が集められています。
江戸時代、この地が杖突街道・秋葉街道が通る交通の要所であり、早くから馬が使われていたことがわかります。


高遠・長谷地区には、この他にも数多くの作品が残されています。
江戸時代の名工、高遠の石工たちの作品を見に、ぜひ足をお運びください。


 伊那市ホームページ



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