蓼科の今

八ヶ岳総合博物館特別展「坂本養川と堰と人々の生活」

2019.09.09

こんにちは。本日のブログ担当の岩下です。今朝8時30分の気温は19℃、天候は小雨となっております。朝から係が台風後のタウン内巡回に出ておりますが、特に被害の報告はございません。JR中央線は運休情報も入っておりますので、お出かけの前に最新情報のご確認をお願いします。

 

1.190901坂本養川と堰.jpg
茅野市八ヶ岳総合博物館では、9月16日まで、2016年に世界かんがい施設遺産登録されたことを記念した、特別展「坂本養川(ようせん)と堰(せぎ)と人々の生活」が開催されています。

2.杖突峠から見た地形.JPG
江戸時代、諏訪地方では八ヶ岳山麓に70余りの新田村が成立しました。その結果、農業用水の不足が大きな問題となります。水をめぐる争いが絶えず、1756年(宝歴6年)には、畑を水田にすることが禁止されました。
八ヶ岳山麓は、深い谷と高い尾根状の台地が手を広げたような地形となっており、台地上には水田が作れませんでした。

3.滝の湯せぎ繰越.JPG
田沢村(現茅野市宮川)の名主であった坂本養川(1736-1809年)(以下敬称略)は、江戸で関東平野の開発計画に加わるなどして、新田開発の技術を修得しました。その後、2年をかけて八ヶ岳山麓の調査や測量を行い、「繰越堰(くりこしせぎ)」という手法で用水路網を構築しました。
今回の展示では、坂本養川の作製した測量図など、当時の貴重な資料を見ることができます。


八ヶ岳山麓に美田を広げた、先人の偉業に触れてみてはいかがでしょうか。
博物館には、2階に養川の常設展示があります。こちらを見て概要を把握してから1階の特別展をご覧になったほうがよろしいでしょう。


茅野市八ヶ岳総合博物館
農林水産省ホームページ



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