蓼科の今

信州ゆかりの人々 児童文学作家 椋 鳩十

2021.01.27

こんにちは。本日のブログ担当の岩下です。今朝8時の気温は3℃、天候は曇りとなっております。

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小学校の教科書にも載っている「大造じいさんとガン」。この本を書いた椋 鳩十(むくはとじゅう)氏(1905-1987、以下敬称略)は、長野県出身の児童文学作家です。

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椋 鳩十(本名 久保田彦穂)は、天竜川沿いにある長野県下伊那郡喬木村(たかぎむら)に生まれました。子供の頃は、南アルプスの豊かな自然の中で様々な動物たちと共に育ったそうです。

小学校の先生から借りた「ハイジ」の本を読み感銘を受けたことが、文学へ興味を持つきっかけとなりました。

大学卒業後は鹿児島で教師となり、退任後、県立図書館長を務めます。その傍ら動物文学、児童文学などで多くの作品を発表しました。

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椋鳩十は1987年(昭和62年)、82歳でその生涯を閉じました。
喬木村の生家近くの墓地で夫人とともに眠っています。墓碑の前には、原稿用紙とペンが置かれています。

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現在、椋鳩十記念館から生家までの約3kmの道が、「椋文学ふれ愛散策路」として整備されています。
中央アルプスを一望できる高台には、辞世の詩である「松風になりたい」の碑があります。

6.210102むくにゃん.jpg

椋鳩十記念館には、猫館長「むくにゃん」がいます(曜日限定で出勤)。もともとは迷い猫でしたが、椋 鳩十の誕生日である1月22日にやってきて以来、記念館の人気者になりました。

長野県の自然にはぐくまれて生まれた「椋文学」。その世界を感じに訪れてみてはいかがでしょうか。

 喬木村 椋鳩十記念館ホームページ

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