蓼科の今

島崎藤村生誕150年

2022.03.07

こんにちは。本日のタウンセンターブログ担当の岩下です。今朝8時の気温は-7℃、天候は晴れとなっております。

さて今回は、生誕150年を迎える詩人であり小説家の島崎藤村氏(1872-1943、以下敬称略)をご紹介しましょう。

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藤村記念館内隠居小屋

島崎藤村は、筑摩県馬籠村(現在は中津川市に編入)の、中山道の宿場町本陣・庄屋の家に生まれました。藤村の生家は1895年(明治28年)に起きた「馬籠の大火」で焼失しましたが、祖父母の住居であった隠居所が残っています。
子供の頃、藤村はこの建物で、国学者でもあった父から論語などを学んでいたそうです。
 現在、敷地内には藤村記念館が建てられています。

 中津川市馬籠 藤村記念館ホームページ

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 学生時代も西洋文学や松尾芭蕉などの日本古典に親しみましたが、卒業後、教師の傍ら詩作に励み、1897年(明治30年)初めての詩集「若菜集」を発表しました。

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 小諸市の松井農園のりんご畑には藤村の詩「初恋」の碑があります。

 松井農園ホームページ 

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島崎藤村の碑

1899年(明治32年)には、北佐久郡小諸町(現在の小諸市)小諸義塾の英語教師として赴任しました。
6年間の滞在中、「千曲川のスケッチ」を発表、小説「破戒」の執筆を始めたのもこの頃といわれています。
 小諸市懐古園には、藤村記念館のほか、千曲川を見下ろす高台に碑が建てられています。

 小諸市立藤村記念館ホームページ

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広報こもろ表紙

この度、人気クリエーターたちと小諸市のコラボレーションによって、藤村の「初恋」のイメージがが現代に蘇りました。
YouYubeで動画が公開されていますので、いま風の解釈をぜひご覧ください。

 YouYube 戌井とこ「初恋」

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 4月からは小諸市で、小説「夜明け前」をテーマとした文学講座の開催が予定されています。
 今年は藤村にちなんだイベントも増えるかもしれませんね。この機会に藤村文学へ親しんでみてはいかがでしょうか。

なお、各施設は新型コロナ感染症拡大の状況により臨時休館の可能性がありますので、来館前にご確認をお願いします。

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