ゴルフ場

ゴルフ場からモノ思ふ

2022.05.26

皆様 こんにちは!ゴルフコースの山本です。

趣味はクライミング、山歩き、スキーと山に関する興味が多く、蓼科の四季折々を満喫しております。

今日ご紹介するエピソードは、去年の秋、カラマツが音を立ててその葉を落とし始めた頃のこと。

ゴルフ場から見て西側の尾根をぶらぶらと散歩していた時の出来事です。

ふと斜面に目をやると、何やら人工的な形の石の塊が地面から顔を出していました。

掘り起こしてみると、なんと石仏様!

しかも明治3年(152年前です)と書かれてあるではありませんか!

おそらくこの辺りは里と山々を結ぶ古道の入り口で、山の恵みを受け取る人々や、峠を越えて行く人たちが通り過ぎ、そんな人々が置いた石仏なのでしょう。

この山を守ってくださいね!と語りながら、簡単に組んだ石の上に石仏を置き、手を合わせてその場を後にしました。

そして、後日談。

石仏に彫られていた観音様を拡大し見ていると、頭の上に馬の姿が刻まれていることを発見しました!この土地を古くから知る方にお話を聞かせて頂いたところ、馬頭神(馬頭観音)だとのこと。

馬とともに生きた当時の人々が、農耕馬として、また旅の足としての馬の無病息災を祈り、また亡くなった馬の冥福を祈り、そんな民間信仰から馬頭神は作られたと云われているそうです。

ゴルフの合間にちょっとだけ山々に目を向け、深呼吸してみてください。

ここは古き時代、闊歩する馬たちと、それに寄り添う人々が大切に守ってきた山。そんな場所なのです。

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