お水の美味しい季節

2022.07.29

夏でございます。
標高1300mの蓼科も日中はさすがに暑いのなんの・・・

標高が高い分、お日様に近くて日差しが強いなんてこともあり、
思ったより暑い・・・と感じる蓼科の夏です。

そんな暑い日々、お水がなお美味しく感じますよね

本日はお水のお話

和田峠にある「黒曜の水」

フォッサマグナど真ん中に位置するこの地域は、
その連なる山々からも想像できる通り、
火山活動や地殻変動がかなり活発だった場所でございます。

その結果として、
黒曜石などの希少な鉱石が大量に産出される
日本の中では稀有な地域となったわけですが、
その恩恵は古くは縄文時代から様々な形で
人々の生活に密接にかかわっております。

黒曜石は、当時の狩猟生活や
その後の農耕生活を支える貴重な「道具」となっただけでなく、
日本各地に当時の「最先端技術の商品」
として商取引の交流を活発化させ、
当時の「日本人」技術力の発達に寄与する結果となりました。

これは教科書にも載っている事実なわけですが、
実は産出する前の黒曜石の層には
水を磨く効果があるらしく・・・
地殻変動と火山活動により形成された
フォッサマグナの地層によって磨かれた水は、
日本国内でも他に類を見ない程の豊富で清らかです。

森林に降り注いだ雨はミネラルを蓄え
地層に磨かれ山肌より再び染み出し川へと注ぎます。

皆様も蓼科に来て「水が美味しいな」という実感を持たれたこと
あるのではないでしょうか?
その理由の一つがこんな地理的特殊要因にあるのかもしれませんよね

IMAG4583.jpg

で、「黒曜の水」。
そんなわけで、こちらの和田峠も当然ながら
古くからの黒曜石の産出地でございまして。
その名の表す通り、黒曜石の地層に
磨かれたお水が飲める場所でございます。

当たり前といえば当たり前なのですが・・・タダです♪

IMAG4584.jpg

硬度10(!)というありえない程に軟らかい黒曜の水。

thumbnail_IMG_1513.jpg

見た目にもその澄んだ清らかさが際立ちます。
このまま飾っておきたいほど・・・
ちなみに、右が黒曜の水、左は蓼科のお水でございます。
見た目には同じですが、飲み比べると微妙に違うのが面白いところ。
どちらも「ずば抜けて柔らかく美味しい水」ですが・・・。

「黒曜の水」までは国道152号線大門峠を越えてさらに先、
県道155号線に入りしばらく行った場所になります。

ずっと峠道なので距離の割には疲れますが・・・、
飲んでみる価値のあるお水です。

皆様一度是非お試しくださいませ。

本日のブログはグラマラスダイニング蓼科 兵藤がお送り致しました。
(お水はゼロカロリーなのに何故か痩せない・・・飲み物より食べ物を見直すべきか・・・)

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