蓼科の今

地域性豊かな道路の防護柵

2023.04.14

こんにちは。タウンセンター岩下です。

 道路を車で走っていると、時々、防護柵(ガードパイプ、ガードフェンス)に絵が描いてあるのを見かけることがあります。正面から見てもわからないのですが、斜めから見ると絵が浮かび上がってきます。また、レリーフがついていることもあります。
 今回は長野県内の個性的な防護柵をご紹介しましょう。冒頭の画像は、茅野市米沢のビーナスライン鋳物師屋口交差点にあるものです。大門街道の柏原交差点にも同じものがあります。

 
【大町市大町白塩町】
1.230203大町市白塩町.JPG

 山岳都市大町市には、「北アルプス」を描いた防護柵があります。四季に応じて色分けした4種類の防護柵が並んでいます。
 画像の防護柵は、国道148号「一中東」交差点を東に入り、線路を渡って突き当たったあたりにあります。

【小諸市松井2丁目】
2.230203小諸市松井2丁目.JPG

 長野県の特産品といえば「リンゴ」。リンゴを絵やレリーフであしらった防護柵は、県内各地で見られます。
 画像の場所は、小諸市松井の上信越道から少し下った所です。周りにはリンゴ園がたくさんあります。

【富士見町落合】
3a.230203富士見町国道20号瀬沢大橋交差点付近.JPG

【富士見町落合】
3b.230203富士見町落合 国道20号脇 新立場川橋までの間.JPG

【富士見町富士見富原】
3c.230203富士見町富士見富原.JPG

【富士見町富士見 西山保育園前】
3d.230203富士見町富士見 西山保育園前.JPG

 絵の描かれた防護柵を見ることはわりと少ないのですが、諏訪郡富士見町内ではたくさんの防護柵を見つけました。
 国道20号瀬沢大橋交差点近くの立場川護岸上には「魚とチューリップ」、その南約200mの国道から立場川へ下りて行く道沿いには町の花「スズラン」が、その先、新立場川橋を渡って川沿いに遡ると、「チューリップ」の絵と「心の故郷立場川」の文字が、富士見富原地区の南原公民館(原村)の近くでは「鹿と針葉樹」の絵が見られます。そして、国道20号富士見峠交差点から入笠山方面に少し入った西山保育園の前には、動植物などさまざまな絵が描かれていました。
 なお、須坂市の旧須坂千曲保育園の前の防護柵にもさまざまな動物の絵が描かれていました。園児たちもきっと喜んだことでしょう。
 

【辰野町樋口】
4.230203辰野町樋口交差点.jpg

 辰野町の信州豊南短期大学の南方、県道の樋口交差点には、ホタルのレリーフが付いた防護柵があります。
 辰野町といえば「ホタル祭り」が有名です。

【上伊那郡箕輪町町沢】
5.230203箕輪町沢 153号 高速高架下.JPG

 箕輪町の国道153号が中央道と交差する付近には、防護柵に「もみじ、自転車」の絵や「リンゴ」のレリーフが付いています。「153」(号)の文字は、わかりやすくていいですね。
 箕輪町には紅葉の名所「もみじ湖(箕輪ダム)」があります。

【駒ケ根市下平】
6.230203駒ケ根市下平 田沢川脇県道.JPG

 駒ケ根市の国道153号琴平町交差点から天竜川方面に下っていく途中に、「トンボやチョウ、花」などが描かれた防護柵があります。
 ちなみに、市の昆虫は「ハッチョウトンボ」。体長2cmほどの"日本一小さなトンボ"です。

 国交省では、防護柵は「良好な景観形成に配慮した適切な色彩とするものと」されています。また、「絵を描かないこと、レリーフ等を付けないことが基本である」として、推奨されていません。そのためか、国道20号では絵が描かれた防護柵は見られませんでした。
 でも、旅の途中でまれに地域性豊かな道路の防護柵を見かけると、何か得したような気分になります。
 なお、観察はくれぐれも安全な場所に駐車してからお願いいたします。

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