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オークリーフ5周年春季企画として毎年陶芸教室“伊賀焼きに挑戦”でお世話になっている南出学氏が、その薫陶を受けた三重県を代表する陶芸家、萬古焼の清水酔月氏、舘正規氏、伊賀焼の新佳三氏に声をかけていただき、萬古焼と伊賀焼の作陶展を開催する運びとなりました。 |
清水酔月:明治期から続く四日市寓古焼の代表的な陶家の三代目で、伝統を守るだけでなく現代に合う作品をと紫泥の器表に文様部分をテープでマスキングし研磨剤で表面を削り柄を描き出すサンドブラスト技法を陶芸に取り入れたり、艶やかな盛絵付けを施した花器、急須、茶器など、オリジナリティあふれる創作陶器が真骨頂です。
舘 正規:若き頃より天才と呼ばれた萬古焼の名手で、特に湯呑みは手に取った瞬間その軽さに驚かされます。それは陶器の限界を超えた薄さを実現できる技術にあります。また、舘氏の窯変急須はその機能美に加え独自の研鑽による特殊な炎を生じさせることで表面に赤・黒・銀色に発色したグラデーションを作り出し見る人を魅了しております。
新 佳三:伊賀焼陶芸史の研究家でもあり、自身の唱える説に従って伊賀茶陶の造形を試みております。実際、作品は人の形とか、祠のある山の形とかに見立てて作られており、胴部にヘラ目で描かれた模様は日輪や月輪を表すもので、形作りの原点を取り戻した表情豊かな作行きを生み出しています。
南出 学:新氏に師事した後、酔月氏、舘氏に萬古焼の急須作りを学び、それを伊賀焼窯変急須に発展させ、自身のライフワークとして作品作りに取り組み、身近な伊賀焼きを提案しています。
是非、この機会に萬古焼と伊賀焼の用と美をご高覧賜りますようご案内申し上げます。 |
●ギャラリートーク:新 佳三
「桃山伊賀の歴史と筒井伊賀について」 5/1〜5/6(毎日午後1時より約1時間)
●陶芸体験:南出 学 〜伊賀焼きに挑戦〜 4/26〜5/6(¥3,500〜ご希望のコース) |
[弘布]は、手織りの木綿の絣です。手仕事では困難とされる75cmの広幅の紬を提案し、括り・染め・織り・仕立て、すべてを職人の手作業で制作しております。藍染め・手染めの日本の伝統のたて・よこの魅力をぜひ生活の中で楽しんでいただきたいと思います。
コート・ワンピース・ブラウス・スカート・パンツ・ベストなどが届きます。
織産地:伊勢崎・久留米・小千谷・丹波 |